細番手のコットンで、上質感もアピール

2011.06.06

細番手のコットンで、上質感もアピールします。もう、どちらが、私の言う“力のある”服かは、おわかりですね。正直に言うと、若いということは、それだけで力があるのです。だから、服の力を借りずともいいのです。年齢を重ねれば、残念ながら、やはり若さは失われていきます。そうなったとき、私たちは、服を味方につけなければなりません。いつまでも若いつもりで、若いときのままの格好をしている人、街で見かけるとヨロッと泣き崩れたくなること、ありますよね?人のフリ見て我がフリ直せ。大人には大人の、正しい判断で選んだ“力のある”服が似合うのです。もし、今、ワードローブのラインナップを見て、ちょっと子供っぽいと思ったら、少しずつ、それぞれのアイテムを買い替えて、ブラッシュアップすることをおすすめします。いつまでもあると思うな、若さと時間。そう、ないものは力で埋める!それが大人の女性の底力なんですよ。とある月曜日、私は都内某スタジオのメイクルームにいました。今日はいつもの雑誌の撮影です。広くて明るいメイクルームは、モデルたちを着替えさせ、着こなしをチェックする、私の創作の場でもあります。春の通勤スタイルを提案するために用意したのは、軽い素材のトレンチコートに、淡いグレーのパンツ。子して、コーディネートを仕上げるためのベルトや靴やバッグ、アクセサリー。たくさんのブランドを巡って、プロの目で「これぞ」と思うものを厳選しているのですから、装いは完璧なはず。しかも、それをモデルが着てくれるわけです、カッコよくないわけがない!ところが、服を着たモデルを。ちょっと離れた位置から見てみると、何やらキレ味がないんです。そんなわけないわ、と思いつつ、私の心の中で、「何かが違う」という気持ちがモヤモヤ………そこで、私は、直感的にいくつかの“違い”を判断。コートのそでを少しだけたくし上げ、ちょっと離れて見て、太さの違うベルトに替え、ちょっと離れて確認し、少しだけ高いヒールのパンプスに履き替えてもらいました。おそらく、疾風のごとくに、その作業をする私は、モデルの目には見えないほど、すばやかったはず私ことコーディネート刑事、ときには、忍者の動きもいたします。