営業成績をあげるための秘策をねったり、新しい企画を考案したりするには、資料の内容をすばやく理解し、覚えなければならない。記憶と学習が大事なのは、学校でも職場でも変わらない。記憶と学習にとりわけ密接にかかわるのが、脳の中央部にある大脳辺縁系の海馬という器官である。海馬は、脳に入力された情報の書きこみと呼び出しを担当している。海馬には、アセチルコリンという伝達物質を放出するアセチルコリン神経が通っている。だから、アセチルコリンが増えれば、海馬が活性化して、記憶と学習能力が高まる。それなら、アセチルコリンを食物からとればいいと思いがちだが、これが役立たない。アセチルコリンは、脳内血液関門という脳の関所を通過できないので、脳に入ることができないのだ。それなら、脳内血液関門を通過できて、なおかつアセチルコリンの原料になる物質をとればよい。そんな都合のいい物質が、レシチン(ホスファチジルコリンともいう)だ。レシチンを大量に含んだ食物は豆腐、納豆、大豆だから、これらを食べるといい。頭のはたらきを高める栄養素で忘れてはならないのは、DHAである。DHAは、脳内の神経細胞を成長させるNGF(神経成長因子)というホルモンの生産に欠かせない。是非DHAを健康食品の青汁から摂取するようにしてもらいたい。
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