非同期転送モードATMについて

2011.06.14

非同期転送モードATMは、超高速デジタル信号伝送をおこなうBISDNに使用することを前提として開発された、新しい伝送方式だ。98年ごろに確立したばかりの技術だが、すでにLANや専用線などにも使われている。太平洋横断海底ケーブルや日本の基幹回線はWDMの光ファイバーを導入するにしても、データ通信需要の爆発的膨張によって予想される渋滞対策として、なくてはならない技術といわれる。この新技術の画期的な部分は、非同期(Asynchronous)という点にあり、これによってきわめて効率的に信号を伝送できる。ADSLで1.5Mbps程度であるのに対し、標準的な場合で2Gbps(つまりADSLの1300倍以上、実用レベルで最大80Gbps、実験レベルでは600Gbpssを超えるATM交換機が開発されているのである。詳しい解説は専門書を参照していただくことにして、ここでは、その非同期の考え方についてだけ触れておこう。これまでの電話では、AさんとBさんが話をしているそのあいだは、誰も入れないように回線が確保され、占有される仕組みになっている。AさんとBさんのあいだが「同期」されているこの状態においては、受話器をあげているあいだは、話をしていようが、黙っていようが、その間、他の人間が、その確保された回線部分を使用することはできない。

[参考サイト]
デジタルカタログについて
http://www.pleasure-ground.com/