人間の浅知恵にすぎない

2012.01.20

タバコと発ガンについては十分な検討がなされ、両者の関連性は医学的常識になっています。これと同じように、世間で噂されている健康食品の例についても検討がなされています。ガンがビタミンなどの投与によって予防できるかどうか、興味ある研究がなされているので紹介します。食事によるガンの予防を期待し、食事にβカロチンやビタミンEを加え、ガンの発生を五年以上観察したフィンランドの報告があります。数万人を対象にしたこの大規模な検討の結果は、予想とは反対にβカロチンやビタミンEの投与を受けたグループの方が、何も含まれていなかったグループよりも肺ガンの発生が有意に高い結果だったのです。

[人気サイト]
関東/非常勤|内科医師のアルバイト・求人情報はリクルートドクターズキャリア【内科求人サーチ】
http://e-search.recruit-dc.co.jp/search/regular_flag=2/area=2

九州・沖縄/非常勤|内科医師のアルバイト・求人情報はリクルートドクターズキャリア【内科求人サーチ】
http://e-search.recruit-dc.co.jp/search/regular_flag=2/area=6

北海道・東北/非常勤|内科医師のアルバイト・求人情報はリクルートドクターズキャリア【内科求人サーチ】
http://e-search.recruit-dc.co.jp/search/regular_flag=2/area=1/

同様の試験がアメリカでも大規模に行われました。その結果も、βカロチンとレチノールを投与したグループの方が肺ガンの発生が有意に高かったのです。このように、ガンに効果があると予測して行った試験が皮肉な結果に終わったのは、大きな教訓を残しています。それは、理屈ではよいだろうと予想されることは、それは理屈上の話であって、人間の浅知恵にすぎないということです。